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栄養成分名
・用語
意 味
「食品添加物」
(Wikipediaより一部抜粋)



食品添加物(しょくひんてんかぶつ、英語 food additives)は、食品製造の際に添加する物質のこと。広義には食品包装に使われる樹脂などを、間接食品添加物として扱う場合がある。

主な用途
・食品の製造や加工のために必要な製造用剤
・食品の風味や外観、色合いを良くするための甘味料、着色料、香料など
・食品の保存性を良くする保存料、酸化防止剤など
・食品の栄養成分を強化する栄養強化剤

また、化学合成によるものとそうでないものに分類される。

・天然の動植物から化学合成ではない加工によって作るもの
・化学合成で作られるもの
 ・天然に存在する化学合成物 ビタミンなど
 ・天然に存在しない化学合成物 コールタールから作られるタール色素など




食品添加物の是非
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健康を巡っての是非

 合成着色料は禁止されたものが多く、それ以外の合成添加物も第二次世界大戦以後に使われるようになったものが大半であり、使用の歴史も浅く、安全性が疑問視されてきた。

天然に存在しない化学合成添加物の毒性や、またまだリスク評価されていない蓄積性や環境ホルモン作用についても疑問視されている。

また、複合的な汚染が懸念されている。 厚生労働省が食品添加物認可前に行う各種安全性試験は、食品添加物を単品でのみ供試動物に投与するものであり、一般消費者が日々、複数の食品添加物を摂取している現状に鑑み、考えられる「複数の食品添加物同士による複合作用」は試験されていない。

タール色素を中心とした一部の添加物では発癌性や染色体異常、催奇形性の危険性にもとづき、各国で規制されているものが日本では流通しているため、一部消費者が安全性に異議をとなえている。こうした疑問に対しては、食品安全委員会のホームページの他、JECFAでの科学的な審議結果が参考となる。

1975年、アメリカのアレルギー医であるベン・F.ファインゴールド は『なぜあなたの子供は暴れん坊で勉強嫌いか』という著書を出版し、サリチル酸に似た構造を含む合成食品添加物の入らない食事によって、アレルギー症状が回復すると同時に半数以上の子供のADHD(注意欠陥・多動性障害)も改善されることを報告した。

1985年、ロンドンで最大の小児病院といわれるグレート・オーモンド・ストリート小児病院で76人の子供で二重盲検法による比較が行われ、合成着色料と合成保存料の除去した食事によって80%以上の子供に活動の収まる傾向がみられたものの、正常値までADHDが改善したのは28%であった。頭痛などの症状も改善したのは38%であった。二重盲検法で合成保存料や合成着色料を除去したらADHDの子供の73%に改善傾向が見られた。

2007年、英国食品基準庁はいくつかの合成着色料と合成保存料の安息香酸ナトリウムの混じったものが子どものADHDを増加させるという二重盲検法の結果を受けて、避けたほうがいいと勧告し2008年4月、英国食品基準庁(FSA)は注意欠陥・多動性障害(ADHD)と関連の疑われるタール色素6種類について2009年末までにメーカーが自主規制するよう勧告した。ガーディアン紙によれば、この政府勧告による自主規制の前に、大手メーカーは2008年中にもそれらの食品添加物を除去する。

2008年3月、これを受けて、欧州食品安全庁(EFSA)は、イギリスでの研究結果は1日あたりの摂取許容量(ADI)の変更にのための基準にはできないと報告した。しかし、4月イギリスは再び排除すべきだと勧告を行い、8月には欧州は摂取量の見直しをはじめ「注意欠陥多動性障害に影響するかもしれない」という警告表示がされることになると報道された。

1999年、食品添加物の危険性を指摘する『買ってはいけない』が出版され、ミリオンセラーとなった。

2005年11月、食品添加物の元セールスマンである安部司が、『食品の裏側?みんな大好きな食品添加物』を出版し、注目された。 かれは、「(食品添加物を利用することで実現した)簡単で便利な生活もいいけれど、その代償として失っているものは確実にあります。それが何なのか、本当にこのままでよいのか。この辺りで立ち止まって、一度きちんと考えてみてはどうでしょうか。私の話がそのきっかけになるのであれば、それが一番うれしいことです。」と述べている。

ただし、『買ってはいけない』や安部司の『食品の裏側』については科学ライターの松永和紀がその論理の飛躍や非科学性を手厳しく批判している。


添加すること自体の是非
食品添加物が加えられていることを嫌がる消費者も少なくないが、例えば、豆腐やこんにゃくは、そもそも添加物を加えないと凝固しないなど、添加物がないと製造できない食品も多いことも事実である。育児用粉ミルクの各種ビタミン類、水酸化カルシウム、硫酸銅、硫酸亜鉛など食品添加物で必須成分を強化しなければ、乳児の健康に重篤な障害が発生しうる危険性さえある。

また、無添加食品が無添加でない食品よりも健康にいいという科学的証拠は全くゼロであり、無添加などの日用品におけるゼロリスク商法は、消費者に誤解と不安を広げるだけで、加工食品等に対する信頼の構築には結びつかないという意見もある。現状では、「無添加」という語句は、一種のバズワードと考えられる。

食品添加物そのものは、スーパーなどで、「うま味調味料」、製菓材料の着色料(タール色素)、サッカリンや着色料含有のたくあんの素など漬物の素などの形で、一般消費者向けに販売されている。






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